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メッセージ

CFP合格記

4.CFP(日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定)

平成14年6月試験

受験動機

税理士事務所に勤務しているとき、お客様の多様なニーズに応えるためには税理士という資格だけでは不充分だと感じました。 又、経済情勢や金融資産、社会保険制度、不動産投資、事業承継など幅広い知識が要求されるファイナンシャル・プランナーは時代が求めているものと合っていると思い受験したわけです。

FPをとりまく環境

日本経済停滞のなかで、相次ぐ金融機関の破綻、低金利政策の継続による資産運用悪化。
高度経済成長の終焉とともに、従来約束されていたことのほとんどが反古にされてしまいました。
確定拠出年金制度の導入、ペイオフ凍結解除はその現れです。

さまざまな人が『自己責任時代』と声高に宣伝しています。
積極的に解するならばそれはあたりまえの話であり、消極的に解すると政府も企業も責任を放棄したということになります。
しかしながら、今まで貯蓄を奨励しそれを美徳としてきたことを考えると無責任の感は拭えません。

マネー教育を怠り無防備の国民に投資を奨励しているように思えます。
そこで政府も平成14年に国家資格として『FP技能士』を追加しました。
つまり国策としてファイナンシャル・プランナーを公認し投資教育を大いにやってもらおうということです。

日本FP協会は1987年に設立したときからファイナンシャル・プランニングの重要性を訴えていたわけですからその点では先見性はあったと思います。
これからは資産運用に関する知識は不可欠であり、見識の高いファイナンシャル・プランナーへの期待はますます高くなるでしょう。

試験の概要

受験資格はAFP認定者のみです。
CFP資格試験には6科目あります。

金融資産運用設計、不動産運用設計、ライフプランニング・リタイアメントプランニング、リスクと保険、タックスプランニング、相続・事業承継設計です。

各科目の合格率は35%前後ですから、そんなに難しい試験とはいえません。
1科目ずつ理解を深めて行けば確実に合格できる試験です。
1科目2時間の試験で6科目全部を受験する場合、2週にわたります。

勉強方法

だいたい1科目1ヶ月くらい勉強しないと理解は深まらないと思います。
私の場合、各科目の税金に関することは、税理士試験勉強でだいたい消化していましたからそのほかの理解に努めました。

問題集中心で、解けない問題を参考書で確認するという方法です。
前年6月の試験では6科目全部に受験し、金融資産運用設計以外は合格することができました。

金融資産運用設計については、経済情勢の変化にともない、毎回新しい項目が出題され、これからも進化して行く感じがします。
ですから過去問の簡単な問題をやっていても合格は難しいでしょう。

最新の問題集を使用し、過去問もチェックしながら進めて行くのがいいと思います。
今回は1ヶ月前から準備し直前2週間前から繰り返し問題を解きました。
この科目で難しいところはポートフォリオ理論ですからくじけず理解するまで勉強してください。

使用参考書等

  • CFPテキスト 金融資産運用設計  日本FP協会
  • CFP試験 読んで受かる「合格読本」 DAI-X総研(前年受験時に使用)
  • CFP試験問題集  エム・ネット教育総研(前年受験時に使用)
  • CFP試験対策問題集  FP資格試験受験対策プロジェクト 三修社

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