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メッセージ

税理士試験合格記

1.税理士試験

年月 合格科目
平成元年 財務諸表論
平成 8年 法人税法
平成12年 簿記論
平成13年 所得税法 消費税法

受験動機

私が税理士試験を目指した動機は、コピーやFAXのOA機器販売をしていたときの頃です。
相手企業に役立つ営業マンを目指し、更に自分を高めるためにはどうすればいいのか悩んでいた時期でもありました。

又、飛び込み訪問で経営者と同じレベルで話をするには専門性の高い、なにかを身に付ける必要があると感じていました。
会社を辞めて専門学校に通い始めたのは30歳を過ぎた頃です。

選択科目

税理士試験の会計学二科目は必須ですから選択の余地がなく、税法三科目は法人税、所得税、相続税に当初決めていました。
これらの科目はボリュームがあり合格レベルに達するまでにはかなりの勉強量が必要ですが、実務で常に求められる知識なので就職してから勉強するでは遅いと思いました。

結局、相続税は合格できず消費税になってしまいましたが消費税も実務上必要です。

勉強方法

働きながらの合格は法人税のみでした。
性格的に仕事のことが気になり勉強していてもあまり集中できませんでした。
結果的には税理士事務所勤務の前後5年間を専門学校に通い受験勉強に専念したわけです。

人、それぞれ様々な状況がありますから仕事をしないで勉強を続けるのは困難な人もいるでしょう。
しかし、難しい試験に挑戦するのであれば、お金を貯めて数年間勉強に専念するくらいの覚悟は必要でしょう。

合格への近道

受験勉強を始めた頃、税理士試験がこんなに難しい試験とは知りませんでした。
私は今まで、まともに受験勉強を経験したことがありません。大学も推薦入学で試験を受けていません。

暗記、詰め込みは大の苦手です。

税理士試験は科目合格の積み上げにより合格できるという変わった試験です。
税法科目は何年か勉強していると自分自身のレベルが向上しているのがわかります。
ところが簿記論の場合、全部が計算ですから失敗して翌年合格レベルに引き上げるには直前期、前年と同じ量の勉強が必要です。

他税法科目を勉強している場合、税法の理論暗記が手薄になってしまいます。

私の受験が長引いた原因は簿記論につまづいたからです。
簿記論を早めに突破することが合格への近道だと思います。

各科目の勉強方法

簿記論 平成12年合格時の勉強方法
大原総合計算問題集 全7回 2時間問題 4月5月6月で3回
大原実判資料コース 全6回 2時間問題 5月6月で2回
大原直前答練 全8回 2時間問題 6月7月で2回
授業参加 大原簿記 4月5月の試験委員対策、実務家対策のみ

実質的に勉強を開始したのは4月になってからです。

他の受験生からはだいぶ遅れていたので、まずは追いつくことを目標に基礎的問題から練習しました。

直前期6月7月の勉強方法。

税法科目 平成12、13年受験 13年合格時の所得税法、消費税法の勉強方法

理論はABCのランク別に6回に分け、月曜から土曜までで1回転し、日曜は不完全な理論の暗記に充てました。

理論は計画的に暗記しないと苦手なものはいつまでたっても苦手なまま。
前年、ズバリ出題されたもの以外は全て暗記するように心がけました。
大原の理論サブノートで暗記できない場合は、TACの理論マスターで読み替えたりしました。
ほとんど書かず、あやふやなものだけ書いて確認しました。

理論を6回に分けるのには意味があります。
試験直前3日で1回転、2日で1回転する場合、あらためて予定を立てる必要がないからです。
計算は、所得税については月曜から土曜まで1日1題総合問題。

消費税は1日1から2題。消費税の総合計算問題集は大栄税理士学院のものも使用。
大原で取り上げていない項目もあり計算能力に厚みが出ます。
ちなみに最直前期の7月は、所得税の総合問題27題と試験日4日前から個別問題100題。
消費税の総合問題54題を消化。

自分で作ったカレンダーに、やる問題の予定とやった結果の点数を記録。
点数を記録したのは、試験日の数日前に間違えたところを確認するためです。
7月は日数が足りなくて日曜日も総合問題3題は解いていました。
直前答練が終わる7月半ば頃に予定を立てるのでは遅すぎます。

6月から計画的に勉強しないと後悔することになります。
授業参加は、平成13年は1月から7月まで大原簿記専門学校。

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